S.N.G LAB. Blog

日別アーカイブ: 2026年8月30日

GUIDE 001 / 12万kmの中古車は、やめたほうがいい?

走行距離だけでは分からない、中古車の見方。

中古車を探していると、やっぱり気になるのが走行距離。

3万kmなら安心そう。
5万kmならまだまだ。
10万kmを超えてくると、ちょっと考える。

そんな人は多いと思います。

じゃあ、12万8千kmだったらどうでしょう。

「さすがに走りすぎかな」

数字だけ見て、候補から外す人もいるかもしれません。

でも、その判断。

ちょっとだけ待ってください。

走行距離、約12万8千km。

2013年式のクラウン アスリート。

入庫時の走行距離は約128,000kmでした。

もちろん、少ない距離ではありません。

僕らも中古車を見るとき、走行距離は当然チェックします。

ただ、3万kmなら無条件に良くて、12万kmならダメなのかというと、そんな単純な話でもありません。

大事なのは、その距離を走ってきた車が、今どんな状態なのか。

まずは、そこを見ます。

距離だけじゃなく、車そのものを見る。

ボディの状態はどうか。

シートやステアリングに、どのくらい使用感があるのか。

スイッチ類や、乗り降りでよく触れるところはどうか。

エンジンルームも確認します。

中古車なので、当然ながら一台一台違います。

このクラウンも内装をクリーニングして、各部を確認しました。

外装もきれいな状態。

写真だけでもある程度は伝えられますが、やっぱりそれだけでは分からない部分があります。

見るだけじゃ分からないので、走ってみる。

ということで、このクラウン。

店長が実際に10kmほど試運転しました。

走ってみて、変な音はしないか。
違和感はないか。

走る、曲がる、止まる。

基本的なところですが、実際に動かして確認することも大切です。

結果、試運転では特に問題なし。

もちろん、

「10km走ったから、この先ずっと大丈夫です」

なんてことは言えません。

中古車ですから、そこは別の話。

ただ、ネットに載っている年式や走行距離、写真だけでは分からないことを、できるだけ確認しておく。

そのひとつが試運転です。

で、このクラウン。その後どうなったか。

入庫から3日で売れました。

走行距離は約12万8千km。

それでも実際の車を見て、状態を確認して、選んでいただいた一台です。

そして、ここで話が終わりではありません。

今もオイル交換などのメンテナンスでご来店いただいています。

売れてからもこうして車を見られるのは、僕らにとってもありがたいことです。

12万kmだからダメ、ではない。

ここで言いたいのは、

「12万kmでも大丈夫!」という話ではありません。

逆です。

走行距離が少なくても、実際の状態はきちんと見た方がいい。

年式や整備履歴、内外装、消耗品。

そして実際に見て、触れて、走らせて分かることもあります。

走行距離は、中古車を選ぶうえで大切な情報です。

でも、

その数字だけで候補から外してしまうのは、少しもったいないかもしれません。

中古車は一台ずつ違います。

気になる車が見つかったら、走行距離の数字と一緒に、ぜひ

「今、この車がどんな状態なのか」

も見てみてください。

GARAGE 001 / 中古車の紹介写真は、きれいなだけでは足りない。

S.N.Gが掲載写真で大切にしていること

 

中古車を探すとき。

最初にその車を見る場所は、店頭ではなく、スマートフォンの画面かもしれません。

年式。走行距離。価格。

そして、写真。

私たちはネット掲載用の車両も、一台ずつ一眼カメラで撮影しています。

でも、目的は実物より格好よく見せることではありません。

写真で、ごまかさない。

中古車は、一台一台状態が違います。

だからこそ、光の当て方には気を使います。

ボディの艶も。
内装の質感も。
シートの状態も。

できるだけ、その車が実際に持っているものを伝えたい。

写真だけを格好よくするために、状態を分かりにくくしてしまっては意味がありません。

その車らしいところは、きちんと見せる。

一方で、特徴的な装備やカスタムには、その魅力が伝わる撮り方があります。

たとえばライト。

明るいスタジオで撮るだけでは、その光り方までは分かりません。

そんなときはスタジオを暗くして撮影することもあります。

写真の撮り方を変えるのは、格好よく見せるためではなく、その車の特徴を分かりやすくするため。

運転席に座る前から。

外装だけではなく、シフト、シート、インテリア。

そして運転席から見える景色。

写真を見ながら、

「ここに座ったら、どんな感じだろう。」

「この車でどこへ行こう。」

そんな想像が少しずつ始まる。

私たちがお見せしたいのは、そんな写真です。

「欲しい」の、少し手前。

目指しているのは、

「この車に乗りたい」と思わせる写真ではありません。

写真を見た人が、

「この車に乗っている自分」を想像できること。

その先に、

「一度、実車を見てみたい。」

があればいい。

中古車の写真は、きれいなだけでは足りない。

一台一台をできるだけ正しく、そして、その車らしく。

それがS.N.Gの掲載写真です。

FEATURE 001 / 創刊号 なぜ、私たちは発信を始めるのか。

車の情報は、もう十分にあります。

スペック。
中古車の価格。
整備やメンテナンス。
カスタムの情報。

知りたいことがあれば、検索すればすぐに答えが見つかる時代です。

それでも私たちは、新しく発信を始めます。

S.N.G LAB.

Auto Garage S.N.Gから生まれた、小さなメディアです。

数字では、伝わらないもの。

年式、走行距離、排気量、価格。

車を知るうえで、どれも大切な情報です。

でも、車の魅力はそれだけではありません。

光で変わるボディライン。
ドアを閉めたときの音。
使い込まれたステアリングの質感。

スペック表には載っていないものにも、その一台らしさがあります。

 

車には、人の手が触れている。

販売する車も。
整備で入庫する車も。
カスタムを楽しむ車も。

点検する。
直す。
磨く。
そして、次のオーナーへ渡す。

車屋にとっては、いつもの仕事です。

でも、その何気ない時間も、私たちはきちんと残しておきたいと思っています。

 

車には、時間がある。

走れば、タイヤは減る。

長く乗れば、小さな傷や使用感も増えていく。

でも、それは単に価値が失われていくということではないと思っています。

使われてきた時間も、その一台の一部です。

 

「売る」だけでは、少し足りない。

私たちは車屋です。

車を販売する。
整備する。
カスタムする。

でも、それだけで終わらせるには、車は少し面白すぎます。

夜の駐車場で、ふと振り返った愛車が妙に格好よく見えたり。

目的地より、そこへ向かう道の方が記憶に残ったり。

車は移動するための道具でありながら、いつの間にか人の生活や記憶の中に入り込んでいます。

そんなところまで、伝えてみたい。

Cars. Cinema. Culture.

Cars.
車そのもの。

Cinema.
写真と映像、そしてその瞬間の空気。

Culture.
人、場所、仕事、時代。

この三つが、S.N.G LAB.の軸です。

中古車選びやメンテナンスといった実用的な話も。

整備やカスタムの現場も。

一台の車をじっくり眺めることも。

ときには、車から少し離れた話も。

ここでは、本当に伝えたいと思ったものを、ひとつずつ残していきます。

まだ、始まったばかりです。

これから、少しずつ。