走行距離だけでは分からない、中古車の見方。
中古車を探していると、やっぱり気になるのが走行距離。
3万kmなら安心そう。
5万kmならまだまだ。
10万kmを超えてくると、ちょっと考える。
そんな人は多いと思います。
じゃあ、12万8千kmだったらどうでしょう。
「さすがに走りすぎかな」
数字だけ見て、候補から外す人もいるかもしれません。
でも、その判断。
ちょっとだけ待ってください。

走行距離、約12万8千km。
2013年式のクラウン アスリート。
入庫時の走行距離は約128,000kmでした。
もちろん、少ない距離ではありません。
僕らも中古車を見るとき、走行距離は当然チェックします。
ただ、3万kmなら無条件に良くて、12万kmならダメなのかというと、そんな単純な話でもありません。
大事なのは、その距離を走ってきた車が、今どんな状態なのか。
まずは、そこを見ます。

距離だけじゃなく、車そのものを見る。
ボディの状態はどうか。
シートやステアリングに、どのくらい使用感があるのか。
スイッチ類や、乗り降りでよく触れるところはどうか。
エンジンルームも確認します。
中古車なので、当然ながら一台一台違います。
このクラウンも内装をクリーニングして、各部を確認しました。
外装もきれいな状態。
写真だけでもある程度は伝えられますが、やっぱりそれだけでは分からない部分があります。



見るだけじゃ分からないので、走ってみる。
ということで、このクラウン。
店長が実際に10kmほど試運転しました。
走ってみて、変な音はしないか。
違和感はないか。
走る、曲がる、止まる。
基本的なところですが、実際に動かして確認することも大切です。
結果、試運転では特に問題なし。
もちろん、
「10km走ったから、この先ずっと大丈夫です」
なんてことは言えません。
中古車ですから、そこは別の話。
ただ、ネットに載っている年式や走行距離、写真だけでは分からないことを、できるだけ確認しておく。
そのひとつが試運転です。

で、このクラウン。その後どうなったか。
入庫から3日で売れました。
走行距離は約12万8千km。
それでも実際の車を見て、状態を確認して、選んでいただいた一台です。
そして、ここで話が終わりではありません。
今もオイル交換などのメンテナンスでご来店いただいています。
納車後もこうして車を見られるのは、僕らにとってもありがたいことです。

12万kmだからダメ、ではない。
ここで言いたいのは、
「12万kmでも大丈夫!」という話ではありません。
逆です。
走行距離が少なくても、実際の状態はきちんと見た方がいい。
年式や整備履歴、内外装、消耗品。
そして実際に見て、触れて、走らせて分かることもあります。
走行距離は、中古車を選ぶうえで大切な情報です。
でも、
その数字だけで候補から外してしまうのは、少しもったいないかもしれません。
中古車は一台ずつ違います。
気になる車が見つかったら、走行距離の数字と一緒に、ぜひ
「今、この車がどんな状態なのか」
も見てみてください。
